ノーコードサイトにPDF資料を置く方法——ダウンロード用リンクの作り方と、サイズ・公開範囲・更新の注意点
会社案内、料金表、サービス資料、メニュー表——ホームページを見た人に、PDFの資料を渡したい場面は多くあります。ノーコードで作ったサイトでも、PDFを置くこと自体は難しくありません。ただ、「ページの中に表示する」のではなく「リンクから開いてもらう」形になる点や、容量や更新まわりに気をつけることがあります。
この記事では、Studioを例に、PDFを置く手順と、ダウンロードボタンについての考え方、つまずきやすい点を整理します。
PDFは、ページの中に表示できず、リンクで開いてもらう
Studioの公式ヘルプによると、アップロードしたPDFは、ページに直接表示(埋め込み)することはできません。代わりに、テキストやボタンなどの「リンク先」として設定します。リンクを押すと、PDFが新しいタブで開きます。
また、Studioには「ダウンロード専用のボタン」の機能はありません。公式ヘルプでは、PDFをアップロードしてリンクを設定する方法が案内されています。訪問者は、開いたPDFを、そこから保存します。
| 配りたいもの | Studioでの置き方(公式ヘルプ) |
|---|---|
| アップロードして、ボタンやテキストのリンク先に設定する | |
| PDF以外(画像・音声・ほかの形式) | Google Driveなどの外部サービスに置き、そのサービスのリンクを、サイトに置く |
| CMSの項目ごとに、別々の資料を配る | CMSの「PDF」プロパティを使う(項目ごとに資料を持たせ、ページ上でダウンロード用のリンクにできる) |
PDFを置く手順(Studio)
公式ヘルプで案内されている流れは次のとおりです。
- PDFファイルを、Studioのエディタにアップロードする(編集画面へのドラッグ&ドロップか、左側の「アップロード」から追加する)
- リンクにするボックスを用意する。ボタンなら、左側の「追加」の「パーツ」タブで、ボタンを選ぶ。テキストや画像のボックスでもよい
- そのボックスを選び、右側のパネルの「設定」タブを開く
- 「リンク」の欄をクリックし、アップロードしたPDFを、リンク先に指定する
- リンクを設定すると、ボックスの右上に、PDFのファイル名が表示されることを確かめる
- プレビューで押して、PDFが新しいタブで開くことを確かめる
- サイトを更新(公開)する
ボタンの文言と見せ方の考え方
- 「資料をダウンロード」だけでなく、ファイルの種類と大きさを添える(例:「会社案内(PDF・約2MB)」)。開く前に、何が開くかが分かる
- スマホで押す人も多いので、ボタンは指で押しやすい大きさにする。押しやすさの目安はStudioのヘッダーナビを崩れにくくする設計にまとめています
- PDFは新しいタブで開くので、サイトに戻ってきやすいように、ページの中にも、次の行動(問い合わせなど)を用意しておく。ノーコードサイトに問い合わせフォームを設置するときに確認しておきたいこともあわせて
- リンクの設定の種類はStudioのリンク設定の基本——目的地に応じた開き方の使い分けへ
容量の上限を、先に知っておく
Studioの公式ヘルプでは、ファイルは、形式にかかわらず、1ファイルあたり最大1GBまでアップロードできます。それとは別に、プロジェクト全体のストレージの上限があり、プランによって違います。
| プラン | ストレージの上限(公式ヘルプ) |
|---|---|
| Free | 5GB |
| Mini・Personal | 10GB |
| Business・Business Plus | 100GB |
| Enterprise | 無制限 |

置く前に決めておくこと
- 容量は軽くする。PDFが大きいと、開くまでに時間がかかる。画像が多い資料は、書き出すときに画像を圧縮する。画像を軽くする考え方はStudioで画像を軽くする基本——公開後の表示速度を落とさない3つの工夫にも通じる
- 公開してよい内容か確認する。サイトに置いたPDFは、リンクを知っている人なら、誰でも開ける資料として扱う。社外秘や個人情報は載せない
- 「ページごとに限定公開」はできない。Studioのパスワード保護は、サイト全体が対象。資料だけを限りたいときは、別の方法を検討する。ノーコードサイトにパスワードをかけて限定公開する基本へ
- 最新の資料かを確認する。料金や日付が入った資料は、古いまま置かれがち。更新の担当と時期を決めておく
PDFは、検索にも出る
Googleの公式ドキュメントでは、PDF(.pdf)は、Googleがインデックスに登録できるファイル形式に含まれています。つまり、サイトに置いたPDFが、検索結果に出ることがあります。古い資料が残ると、古い料金や内容を見られる可能性があります。差し替えるときは、公開したサイトで、リンクから新しい内容が開くことを確かめてください。
よくある質問
| 質問 | 答え |
|---|---|
| PDFを、ページの中に表示したいです。 | Studioでは、PDFを直接表示(埋め込み)できない。リンクで開いてもらう。 |
| リンクを設定したのに、ボタンの文字が、ファイル名になりました。 | リンクを設定すると、ボックスの右上に、ファイル名が表示される。ボタンの文字そのものは変わらないので、文言は自分で決めて入力する。 |
| ダウンロード専用のボタンは、ありませんか? | Studioには、専用の機能はない。PDFへのリンクが、その役割を担う。 |
| お客様から、ファイルを送ってもらいたいです。 | フォームの「ファイル」パーツで受け付けられる。公式ヘルプでは、1ファイル最大20MBで、通知メールには、ファイルやダウンロードリンクが含まれないと案内されている。受け取ったファイルは、フォームのダッシュボードから確認する。 |
| サイトに反映されません。 | サイトを更新(公開)したかを確かめる。更新するまで、変更は公開サイトに反映されない。 |
まとめ
PDF資料は、「Studioにアップロードする」→「ボタンやテキストのリンク先に、PDFを指定する」→「プレビューで新しいタブで開くか確かめて、更新する」の順で置けます。ページの中には表示できないこと、容量の上限があること、リンクを知っていれば誰でも開けること、検索に出ることを、覚えておくと安心です。
CMSで項目ごとに資料を配りたいときはStudioのCMS機能の基本——ブログ・お知らせを同じデザインで量産する仕組みも参考にしてください。
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