ノーコードサイトにパスワードをかけて限定公開する基本——できること・できないこと(Studioの例)
作ったサイトを、だれにでも見せるのではなく、限られた人だけに見せたい場面があります。取引先への提案ページ、社内向けの資料、公開前の最終確認などです。そんなときに使えるのが、パスワード保護です。建物にたとえると、入口に受付を置いて、合言葉を知っている人だけを中に通すしくみです。
ただし、パスワード保護は「かければ何でも隠せる」機能ではありません。この記事では、Studioを例に、できること・できないこと、手順、目的に合った別の方法を整理します。
目的によって、使う機能が違う
「見せる相手を限りたい」といっても、目的はさまざまです。Studioの公式ヘルプの内容をもとに、目的と機能の対応を整理します。
| やりたいこと | 使う機能 | 補足 |
|---|---|---|
| サイト全体を、パスワードを知っている人だけに見せる | パスワード保護 | サイト全体が対象。Personalプラン以上 |
| 一部のページだけ、見えないようにする | ページを非公開にする(公開範囲設定) | ページ単位で設定できる。アクセスすると404ページ(無ければトップページ)が表示される |
| 公開する前に、関係者に見てもらう | ライブプレビュー | 公開せずに確認できる。ノーコードサイトを公開する前に、下書きの状態を人に見せる方法へ |
| 公開はするが、検索結果には出したくない | noindexの設定 | URLを知っている人は見られる。隠す機能ではない |
パスワード保護の設定手順(Studio)
Studioのパスワード保護は、「パスワードを入力する画面(パスワードページ)を用意する」→「保護をオンにする」の2段階です。公式ヘルプで案内されている流れは次のとおりです。
- デザインエディタで、ページを追加するメニューから「パスワードページ」を選ぶ(既存のページの種類を変えることもできる)
- パスワードページのデザインを整える(入力欄のまわりの文言や見た目は、自由に編集できる)
- ダッシュボードで「設定」→「一般」を開き、「パスワード保護」の「設定」を押す
- 確認の画面で、公開サイトをパスワードで保護する設定を選び、パスワードを入力する
- サイトを公開、または更新する
- 別のブラウザやシークレットウィンドウで公開URLを開き、パスワードの入力画面が出ることを確かめる

パスワード保護で、できないこと・気をつけること
設定の前に、次の制限を知っておくと、あとで困りません。いずれもStudioの公式ヘルプに書かれている内容です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象の範囲 | サイト全体だけ。ページごとにパスワードをかけることはできない |
| パスワードの数 | 1つのプロジェクトに、パスワードページは1つ。見る人ごとに別のパスワードを配ることはできない |
| プラン | Personalプラン以上で使える(無料プランの実機でも、設定を押すとその案内が表示された)。Miniプランへ下げるときは、先に保護を解除する必要がある |
| 検索エンジン | 保護中は、サイトマップに載るのはパスワードページだけになり、検索エンジンがクロールできるのもパスワードページだけになる |
| 解除したとき | 保護を解除すると、サイトは自動で非公開になる。公開を続けるなら、あらためて公開する |
| パスワードページの中身 | パスワードページでは、動的リスト(CMSの一覧)は使えない |
一部のページだけ隠したいときは「ページを非公開にする」
「このページだけ、まだ見せたくない」という場合は、パスワード保護ではなく、ページ単位の非公開が向いています。Studioの公式ヘルプによると、この機能はすべてのプランで使えます。
- デザインエディタで、何も選んでいない状態にして、右側のパネルの「ページ」設定を開く
- 「ページを非公開にする」のスイッチをオンにする
- サイトを公開、または更新する
- そのページの公開URLを開き、404ページ(設定していなければトップページ)が表示されることを確かめる
よくある質問
| 質問 | 答え |
|---|---|
| 特定のページだけに、パスワードをかけたいです。 | Studioの公式ヘルプでは、ページ単位のパスワード保護には対応していないと案内されている。見せたくないページは非公開にするか、見せたい内容だけを別のプロジェクトに分けてパスワード保護をかける方法を検討する。 |
| パスワード保護中のサイトを、検索に出したいです。 | 保護中に検索エンジンが読めるのは、パスワードページだけ。中のページを検索に出したいなら、保護を外して公開する必要がある。 |
| パスワードを忘れました。 | 見る側が知る方法は無いので、管理している人に確認する。管理している側は、設定の画面からパスワードを変更できる。 |
| Search Consoleの登録に影響しますか? | Studioの公式ヘルプには、パスワード保護が有効なサイトにはGoogleのクローラーがアクセスできないと書かれている。登録の手順はノーコードサイトをGoogle Search Consoleに登録する手順へ。 |
まとめ
パスワード保護は、サイト全体を「合言葉を知っている人だけ」に見せる機能です。ページごとには設定できず、パスワードは1つで、保護中は検索にも出ません。一部のページを隠したいだけなら「ページを非公開にする」、公開前の確認ならライブプレビュー、と目的に合わせて選ぶと、遠回りせずに済みます。
公開前に見直しておきたい項目はノーコードサイトのプライバシーポリシー・特定商取引法表記、最低限確認しておきたい項目にもまとめています。
生成AIで作ったHTML/CSSを、Studioへ。
SHITAJIは、HTML/CSSのサイトをStudioのネイティブ要素として取り込む変換ツールです。 フリープランは月3ページまで無料・カード登録不要で試せます。
次に読む
2026-10-20ノーコードサイトのrobots.txtとは?役割・書き方・Studioでの扱い——検索結果から隠す目的には使えない2026-10-12ノーコードサイトにGoogleアナリティクス(GA4)を設定する手順——測定IDの取得から動作確認まで※ SHITAJIはStudio株式会社とは関係のない独立したサービスです。「Studio」はStudio株式会社の商標です。 本記事は公開されている情報と一般的な制作の知見にもとづいて執筆しています。