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複数ページのサイトを取り込むときリンクと画像をつなぐ書き方
2026-10-27AI×Web制作約8分で読めます

生成AIで複数ページのサイトを作るとき、ページ同士のリンクと画像をつなぐ書き方——フォルダ構成・相対パス・ファイル名の決まり

生成AIに「会社紹介サイトを3ページで作って」と頼むと、index.html・about.html・price.html のように、ページごとのファイルと、画像のフォルダが返ってくることがあります。ブラウザで開くと、メニューを押して別のページへ移れます。ところが、Studioに持ち込むために取り込んだら、メニューを押しても移動しない、画像が出ない——この相談は少なくありません。

原因の多くは、ファイル同士を結ぶ「パス(ファイルの住所)」の書き方にあります。この記事では、パスの基本と、取り込みでの扱い、最初に伝える指示、取り込む前の点検手順を整理します。

パスは「ファイルの住所」

リンクや画像は、別のファイルを「指す」ことで成り立っています。この「指し方」がパスです。住所にたとえると、「今いる場所から見た道順」で書くか、「ドメインや、サイトのいちばん上から見た住所」で書くか、「完全な住所」で書くかの違いです。MDNの解説では、次の3つに整理されています。

種類例特徴
相対パスabout.html、images/logo.png、../images/logo.pngリンクを書いたファイルの位置から見た道順。同じフォルダならファイル名だけ。下のフォルダは「フォルダ名/」、上のフォルダへは「../」
サイトルート基準のパス/about.html先頭に「/」を付ける。サイトのいちばん上から見た住所
完全なURLhttps://example.com/about.htmlどこから書いても同じ場所を指す。外部のサイトへのリンクでは、必ずこの形

取り込みでは、どう扱われるか

SHITAJIで複数のファイルを取り込むときは、ページのファイルが入ったフォルダを「フォルダを読み込む」で選びます。そのとき、同じ取り込みに含まれるページ同士のリンクは、取り込み先でも移動できる形につなぎ直されます。書き方ごとの結果を、取り込みのしくみを実際に動かして確かめました。

リンクの書き方(href)取り込んだあとの結果
about.htmlつながる(取り込んだ「about」のページへ)
./about.htmlつながる
pages/price.htmlつながる(フォルダの中のファイルも、同じ取り込みに含まれていれば)
about.html#teamつながる(ページ内の位置の指定も、そのまま引き継がれる)
/about.html(先頭が「/」)つながらない(つなぎ直しの対象外)
about(拡張子が無い)つながらない
contact.html(取り込みに含まれていないファイル)つながらない
#(リンク先が決まっていない)変わらない。移動先のない、仮のリンクのまま
https://…、mailto:…、tel:…変わらない(そのまま使える)
注意つながるのは、「同じ取り込みに、リンク先のページのファイルも含まれているとき」だけです。フォルダを選ぶときに、すべてのページを入れておいてください。1回の読み込みで扱えるファイルは60個までです。

画像も、同じ考え方

画像は、「フォルダを読み込む」のときだけ、その場で取り込まれます。「HTML/CSSファイルを読み込む」では、画像そのものは選べないため、外部のURL(https://…)で指定された画像だけが表示されます。

最初の指示で、つなぎ方を決めておく

あとから直すよりも、最初に書き方を指定しておくと、手戻りが少なくなります。次のような一文を、最初の指示に添えてください。

静的なHTMLとCSSで、複数ページのサイトを作ってください。
・ページごとに index.html、about.html、price.html のようなファイルを作る
・ファイル名は、半角の小文字と、ハイフンだけにする(日本語やスペースは使わない)
・ページ同士のリンクは、about.html のように、ファイル名まで書いた相対パスにする(先頭に「/」を付けない)
・リンク先が決まっていないリンクを「#」のままにしない。実在するページを指す
・画像は images フォルダに置き、images/logo.png のような相対パスで書く
注意すでに作ってしまったサイトなら、「すべてのリンクと画像のパスを、上のルールに書き直して」と頼み直せます。書き換えたあとは、リンクの数と、画像の数が、元と同じか確かめてください。

取り込む前の、5つの点検

  1. フォルダの中の index.html を、ブラウザで開く(ダブルクリックでよい)
  2. メニューのリンクを、1つずつ押して、目的のページへ移動するか確かめる
  3. すべてのページで、画像が表示されているか確かめる
  4. ファイル名に、日本語やスペースが入っていないか確かめる(入っていれば、AIに直してもらう)
  5. 取り込むときは、ページのファイルと、画像のフォルダが入った、フォルダを丸ごと選ぶ
注意手順1〜3で、ブラウザの時点でリンクや画像が動かないなら、取り込んでも動きません。先に、AIに書き直してもらってください。ファイル名は、半角の小文字とハイフンにしておくのが基本です(MDNの解説)。大文字と小文字を区別する環境では、別のファイルとして扱われ、うまく呼び出せないことがあります。

うまくいかないときの直し方

起きていること考えられる原因直し方
メニューを押しても、移動しないリンクが「#」のまま、または先頭に「/」が付いている、拡張子が無いabout.html のように、ファイル名まで書いた相対パスに直す
特定のページへだけ移動できないそのページのファイルを、取り込みに含めていないフォルダ全体を選び直す。ファイル数が多いときは、使わないファイルを除く
画像が表示されない画像が別フォルダにあり、取り込みに含まれていない。または、画像のパスが違うimages フォルダごと含めて、「フォルダを読み込む」で選ぶ。パスを確認する
ファイル名が、変わって見える日本語やスペースの入ったファイル名は、取り込み時に、使える名前へ自動で直されるはじめから、半角の小文字とハイフンの名前にする

よくある質問

質問答え
ページごとに、別々に取り込んでもよいですか?ページ同士のリンクをつなぐには、同じ取り込みに、すべてのページを含めるのが確実。ページごとに取り込むと、ほかのページへのリンクが、つながらない。
ホームへ戻るリンクは、どう書きますか?index.html のように、ファイル名まで書いた相対パスにする。
1つのファイルに、全ページをまとめてもらってもよいですか?できる。その場合、ページ同士の移動は、ページ内の位置への移動(アンカーリンク)にする。Studioでページ内リンク(アンカーリンク)を作る手順へ。
外部のサイトへのリンクは?https:// から始まる完全なURLで書く。取り込んでも、そのまま使える。

まとめ

複数ページのサイトを取り込むときは、「ファイル名を半角の小文字とハイフンにする」→「ページ同士のリンクを、about.html のようなファイル名まで書いた相対パスにする」→「画像を images フォルダに入れて、相対パスで書く」→「ブラウザで確かめてから、フォルダごと取り込む」の順で進めます。リンクを「#」のままにしないことと、先頭に「/」を付けないことが、いちばんのポイントです。

AIごとの取り込み方はBoltで作ったWebサイトをStudioに取り込む手順やClaude CodeやCursorで作ったWebサイトをStudioに取り込む手順に、ヘッダーやフッターのずれは生成AIに複数ページのサイトを作らせると、ヘッダー・フッターが微妙にずれる理由と揃え方にまとめています。頼み方の基本はChatGPT・Claude・GeminiにWebサイトの下書きを作らせるプロンプトのコツ5つへ。

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