Studioでページ内リンク(アンカーリンク)を作る手順——IDの付け方と、ヘッダーに隠れないための設定
縦に長いページでは、「料金へ」「よくある質問へ」のように、ページの中の目的の場所へ一気に移動できるリンクがあると便利です。これを「アンカーリンク(ページ内リンク)」と呼びます。本にたとえると、読みたい場所に付箋を貼っておき、目次からそこへ飛べるようにする仕組みです。
Studioでは、「移動先に目印(ID)を付ける」「リンクの設定で、その目印を選ぶ」の2段階で作れます。この記事では、手順と、つまずきやすい点を順に整理します。
仕組みは「目印を付けて、目印を指す」
アンカーリンクは、移動先のボックスに付けた「ID」という名前を、リンク先として指定することで成り立ちます。Studioの公式ヘルプでは、リンクの書き方が2つ案内されています。
| リンクの書き方 | 移動先 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| #ID(例:#price) | 同じページの中で、そのIDを持つボックス | 長いページの目次や、「ページの上へ戻る」ボタン |
| /ページのパス#ID(例:/2#reasons) | 別のページの中の、そのIDを持つボックス | ヘッダーなど、ほかのページにも置くメニュー |
手順1:移動先のボックスに、IDを付ける
- 移動先にしたいボックスを選ぶ(たとえば、料金表を入れたボックス)
- 右側のパネルの「設定」タブを開く
- 「タグ・属性」にある「ID」の欄に、目印にする名前を入れる(例:price)

手順2:リンク元で、IDを選ぶ
- リンクにしたいボタンやテキストのボックスを選ぶ
- 右側のパネルの「設定」タブを開き、「リンク」の欄をクリックする
- 候補の一覧から、手順1で付けたID(例:#price)を選ぶ
- プレビューで、押したときに目的の場所へ移動することを確かめる
- サイトを更新(公開)する

固定ヘッダーがあると、移動先が隠れる
ヘッダーを画面の上に固定している場合、アンカーリンクで移動すると、移動先の上端が画面の最上部に合わさるため、ヘッダーの裏に隠れてしまいます。Studioの公式ヘルプでは、次の2つの対処が案内されています。
- 移動先のボックスの上のパディングを、ヘッダーの高さ以上にする(ヘッダーが80pxなら、100pxなど)。設定のしかたはStudioでヘッダーを画面に固定する方法にまとめています
- 固定位置にしたボックスには、IDを付けない。固定位置のボックスにIDを付けると、正しくスクロールしないことがあると案内されています。固定ヘッダーがあるページでは、移動先をBase(ページ全体の土台)などの、固定ではないボックスにします
「ページの上へ戻る」ボタンを作る
アンカーリンクは、ページの最上部へ戻るボタンにも使えます。Studioの公式ヘルプでは、ページの最上部にあるBaseにID(たとえば「top」)を付け、ボタンのリンクで「#top」を選ぶ方法が紹介されています。固定位置のヘッダーなどがあっても、IDはBaseに付けるよう案内されています。
よくある質問
| 質問 | 答え |
|---|---|
| 候補の一覧に、付けたIDが出ません。 | 同じページのボックスにIDを付けたかを確かめる。別のページのIDを探しているなら、そのページのパスとつなげた形(例:/2#reasons)の候補を探す。 |
| ヘッダーのメニューから押すと、別のページから移動できません。 | 「#ID」の形は、同じページの中にしか移動できない。「/ページのパス#ID」の形にする。 |
| 押しても、移動先が少しずれます。 | 固定ヘッダーの分だけ、移動先の上端が隠れている可能性がある。移動先の上のパディングを、ヘッダーの高さ以上にする。 |
| リンクが動くかを、確かめたいです。 | プレビューや、公開したサイトで押して確かめる。変更を公開したサイトに反映するには、サイトを更新する(公式ヘルプ)。 |
| IDに、日本語を使ってよいですか? | Studioの公式ヘルプでは、半角の英字・数字・ハイフン・アンダースコアが案内されている。日本語は使わず、英単語にしておく。 |
まとめ
アンカーリンクは、「移動先のボックスの『設定』タブでIDを付ける」→「リンク元のボックスの『リンク』で、そのIDを選ぶ」→「プレビューで確かめて更新する」の順で作れます。別のページから移動するメニューには「/ページのパス#ID」、固定ヘッダーがあるページでは、移動先の上のパディングをヘッダーの高さ以上に、と覚えておくと迷いません。
リンクの種類全体はStudioのリンク設定の基本——目的地に応じた開き方の使い分けに、ヘッダー全体の設計はStudioのヘッダーナビを崩れにくくする設計にまとめています。
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