生成AIが指定した書体が、Studioに持ち込むと別の書体になる理由——システムフォントとWebフォントの違い
生成AIが作ったサイトは、ブラウザで開くと、洗練された書体で表示されます。ところが、同じサイトをStudioに持ち込むと、書体が思っていたものと違って見える——この相談は少なくありません。
原因として多いのが、AIが書体を「システムフォント」で指定していることです。この記事では、その仕組みと、最初からつまずかない指示、Studioでの確認と直し方を整理します。
書体の指定には、2種類ある
Studioの公式ヘルプでは、フォントを「システムフォント」と「Webフォント」に分けて説明しています。
| 種類 | 意味 | 特徴(Studioの公式ヘルプ) |
|---|---|---|
| システムフォント | パソコンやスマホに、最初から入っているフォント | 読み込みが速い。見る人の端末にそのフォントが無いと、端末の標準のフォントに置き換わるので、端末によって見え方が変わる |
| Webフォント | インターネット上から読み込んで使うフォント(Google Fonts・TypeSquareなど) | どの端末でも同じように表示される。読み込みが必要なので、ファイルの大きさによって表示速度が変わる |
なぜ、AIのサイトで書体が変わるのか
生成AIは、書体を指定するとき、次のような「候補の並び」を書くことがよくあります。
- 先頭の「-apple-system」や「Hiragino Sans」は、Macやスマホに最初から入っているシステムフォント
- ブラウザは、並びの先頭から順に「この端末にあるか」を調べ、あった書体を使う。だから、Macでは美しく見える
- Studioに持ち込むと、並びの先頭の書体が使われる。Studio側にその書体が無いと、既定のフォントに落ちる(SHITAJIで取り込む場合の注意)
font-family: -apple-system, "Hiragino Sans", "Noto Sans JP", sans-serif;最初の指示で、書体を決めておく
いちばん手戻りが少ないのは、最初の指示で、書体を「Webフォント」にそろえておくことです。次の一文を添えてください。
font-familyの先頭には、実際にlinkタグで読み込んでいるWebフォント(たとえば、Google Fontsの「Noto Sans JP」)の名前を書いてください。システムフォントの名前は、候補の後ろに回してください。Studioに取り込んだあと、書体を確かめる・直す
取り込んだあとで書体が違って見えるときは、Studioの画面で、そのテキストが使っている書体を確かめます。公式ヘルプで案内されている確認の流れは次のとおりです。
- 確かめたいテキストのボックスを選ぶ
- 右側のパネルの「テキスト」タブを開く
- 「タイポグラフィ」の「フォント」の欄をクリックし、設定中のフォント名を確かめる
- フォントの設定で「システムフォント」を選び、そのフォント名で検索する。同じ名前が見つかれば、そのテキストはシステムフォントを使っている
- Webフォントに切り替えるか、システムフォントのままにして、見る人の環境ごとの代わりの書体(サブフォント)を設定する
よくある質問
| 質問 | 答え |
|---|---|
| パソコンのブラウザでは、きれいな書体なのに、スマホで見ると違います。 | システムフォントは、端末ごとに入っている書体が違う。Webフォントにそろえると、どの端末でも同じように表示される。 |
| Webフォントにすると、サイトが遅くなりますか? | 読み込みが必要なので、フォントのファイルが大きいほど、表示速度に影響することがある。使う種類を絞る、太さを必要なものだけにする、といった工夫が有効。詳しくはノーコードサイトのWebフォント、読み込みが遅い・文字がチラつく原因と対処へ。 |
| Studioで使えるフォントの種類を知りたいです。 | Studioで使えるフォントの基本——システムフォント・Webフォント・独自フォントの違いにまとめています。 |
| 書体を、1つのページだけ変えたいです。 | 取り込んだあとに、そのテキストを選んで、右側のパネルの「テキスト」タブから変えられる。サイト全体の書体をそろえたい場合は、テキストスタイルの活用が向く。 |
まとめ
生成AIのサイトで書体が変わる大きな原因は、書体をシステムフォントで指定していることです。最初の指示で「font-familyの先頭には、読み込んでいるWebフォントを書く」と決めておけば、取り込んだあとの手直しが減ります。
頼み方の基本はChatGPT・Claude・GeminiにWebサイトの下書きを作らせるプロンプトのコツ5つ、取り込んだあとに編集しやすい形を保つ考え方は生成AIで作ったサイトの文章・画像を、あとから自分で直せるようにしておくコツにまとめています。
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