生成AIが作った問い合わせフォームが、そのままでは送信できない理由
生成AIに作らせたサイトの問い合わせフォームは、入力欄もボタンも見た目はきれいに仕上がっています。ところが、実際に入力して送信ボタンを押しても、画面が切り替わるだけで、実はどこにも送信されていない——ということがあります。
これはAIの実力不足というより、静的なHTML/CSSという仕組みの性質によるものです。この記事では、よくある3つの理由と、実際に動かすために必要な考え方を紹介します。
理由1:送信先(action)が指定されていない
フォームには本来、入力された内容をどこへ送るかという「送信先」の指定が必要です。この指定が空のまま、あるいはそもそも書かれていないと、送信ボタンを押しても内容はどこにも届かず、多くの場合は今のページが再読み込みされるだけの動きになります。
AIが書いたコードをよく見ると、送信先の指定が仮の値のまま、あるいは空欄になっていることがあります。まずはこの指定があるかどうかを確認してみましょう。
理由2:「送信」ボタンが、実は何もしないボタンだった
見た目は送信ボタンでも、押したときの動作が定義されていない、あるいは押しても何のプログラムも呼び出さないボタンとして書かれていることがあります。この場合、押した瞬間の見た目の変化すら起きないこともあります。
ボタンの見た目だけでなく、押したときに実際に何が起きる指定になっているかまで確認する必要があります。
理由3:メールを送る仕組みそのものが無い
仮に送信先の指定が正しくても、静的なHTML/CSSのファイルだけでは、入力内容を受け取ってメールを送るという処理そのものを行えません。この処理には、裏側で動くプログラム(サーバー)や、フォームの送信を代行してくれるサービスが別途必要です。
生成AIは「見た目」のコードを書くことは得意ですが、裏側の送信処理まで自動的に用意してくれるとは限りません。フォームを実際に動かすには、この裏側の仕組みをどう用意するかを別途考える必要があります。
動かすために必要なこと
もっとも簡単なのは、フォームの送信だけを代行してくれる専用のサービスを使い、そのサービスが指定する送信先をフォームに設定する方法です。自分でサーバーを用意する必要がなく、比較的手早く動かせます。
もう一つの方法は、ノーコードツールのように、フォーム機能が最初から仕組みとして用意されているサービスに載せ替えることです。この場合、フォームの見た目だけAIの出力を参考にしつつ、実際の入力欄はそのツールの機能で作り直すことになります。
まとめ
生成AIが作ったフォームが動かないのは、多くの場合コードの間違いではなく、「見た目」と「実際に送信する仕組み」が別物だからです。公開前には、送信先の指定・ボタンの動作・裏側の送信処理という3点を確認し、足りない部分をどう補うかを考えておきましょう。フォームを動く状態にできたら、次はノーコードサイトに問い合わせフォームを設置するときに確認しておきたいことで、通知の届き方や必須項目の整え方も確認しておくと安心です。
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