生成AIで作ったWebサイトをStudioで公開するには?3つの方法を比較
生成AIの進化で、プロンプトを書くだけで見栄えのするWebサイトのHTML/CSSが手に入るようになりました。ChatGPTやClaude、Geminiに「美容室のサイトを作って」と頼めば、数分でそれらしい1ページが返ってきます。
一方で、そのコードを「Studioで公開・運用したい」と思ったとき、少し立ち止まることになります。StudioにはHTMLファイルをそのまま読み込む入口が用意されていないからです。これは欠点ではなく、Studioがコードを書かずにデザインできることを大切にしているツールだから、という設計思想の表れでもあります。
この記事では、生成AIが書いたサイトをStudioで公開するための現実的な方法を3つ整理し、それぞれの向き・不向きを比較します。
方法1:Studioのデザイン画面で手作業で再現する
いちばん確実なのは、AIが書いたサイトをブラウザで表示しながら、Studioのデザイン画面で同じレイアウトを組み直す方法です。ボックスを置き、テキストを打ち直し、画像を入れ、余白や色をひとつずつ合わせていきます。
この方法の利点は、できあがったものが最初から「純粋なStudioプロジェクト」であることです。構造に無駄がなく、あとからの編集も自由自在です。Studioの操作に慣れる練習にもなります。
難点は時間です。1ページの再現でも、セクション数が多いと数時間かかることがあります。ページ数が多いサイトや、AIとの試行錯誤で下書きを何度も作り直すような進め方とは相性がよくありません。
方法2:スクリーンショットを画像として貼り付ける
AIが書いたサイトの見た目をそのまま残したいだけなら、ページ全体のスクリーンショットを撮って、Studioに画像として貼り付ける方法もあります。数分で終わり、見た目は完全に一致します。
ただしこの方法は、公開後の運用を考えるとあまり現実的ではありません。文字がすべて画像の中にあるため、テキストの修正のたびに画像を作り直すことになります。検索エンジンも画像の中の文字はほとんど読めないので、検索流入も期待しにくくなります。スマートフォンでの表示も、画像の縮小任せになりがちです。
「とにかく今日中に形にして見せたい」という一時しのぎには使えますが、運用するサイトの作り方としては勧めにくい方法です。
方法3:変換ツールでStudioのネイティブ要素として取り込む
3つめは、HTML/CSSをStudioが扱える形に変換して流し込む方法です。私たちが開発しているSHITAJIはこの方式のツールで、生成AIが書いたHTML/CSSを、テキスト・ボックス・画像といったStudioのネイティブ要素としてデザイン画面に追加します。
画像として貼り付くわけではないので、取り込んだあとは普通のStudioプロジェクトとして文字の修正もレイアウトの変更もできます。1要素ずつ置き直す手作業が不要になるぶん、同じ見た目に到達するまでの手数は大きく減ります。
この方式では、Studioのデザイン画面へ実際に流し込む部分をChrome拡張が担います。ファイルを読み込んで書き出すところまではブラウザ上で完結しますが、Studioへ追加する段階では拡張の導入が必要になる点は、あらかじめ知っておくとよいと思います。
注意点もあります。JavaScriptで動く仕掛け(スライダーなど)は静的な変換では持ち込めないため、Studio側の部品で表現し直すか、割り切りが必要です。どんな変換ツールでも「元のコードと100%同じ」にはならないので、取り込んだあとに仕上げの確認をする前提で使うのが健全です。
どの方法を選ぶべきか
3つの方法は、かけられる時間と、公開後にどれだけ手を入れるかで選ぶのが分かりやすいと思います。
- Studioの練習も兼ねて1ページをじっくり作る → 手作業で再現
- 今日中に見た目だけ共有できればよい(運用しない) → 画像として貼り付け
- ページ数がある・AIとの試行錯誤が多い・公開後も編集したい → 変換ツールで取り込み
まとめ:AIは下書き、Studioは公開と運用
生成AIは「たたき台を素早く作ること」が得意で、Studioは「公開と、公開したあとの運用」が得意です。この2つの間を、手作業・画像・変換ツールのどれで埋めるかが今回の論点でした。
どの方法を選ぶにしても、AIの出力を最終成果物ではなく下書きとして扱い、仕上げの判断は人間がStudioの中で行う——この分担を守ると、生成AIとノーコードツールはとても良い組み合わせになります。取り込んだあとに次に整えたいのがレスポンシブ対応です。基本の考え方はStudioのブレークポイント入門——PC・タブレット・スマホで崩れにくいサイトの考え方で解説しています。
生成AIで作ったHTML/CSSを、Studioへ。
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