Studioで構造化データ(JSON-LD)を設定する基本——入力場所・コードの貼り方・よくあるエラー
Studioのページ設定を一番下までスクロールすると、「構造化データ」という項目があります。名前は聞いたことがあっても、何を入力する場所なのか、どんなコードを貼ればよいのか、分かりにくい設定のひとつです。
この記事では、公式ヘルプの案内にもとづいて、構造化データの考え方、入力の手順、貼るコードの例と書き換える項目、よくあるエラーを順番に整理します。
構造化データとは——ページに貼る「ラベル」
ふだんの文章は、人間にとっては読めば分かりますが、検索エンジンにとっては「どこが何を表しているか」を推測するしかありません。「2026年10月1日」と書いてあっても、公開日なのか、営業日なのか、イベントの開催日なのか、文脈から読み取るしかないのです。
構造化データは、本の背表紙に「小説」「料理」とラベルを貼るように、「ここは公開日」「ここは執筆者」と、項目名をつけて書き添えておくメモです。Studioでは、JSON-LDという形式のコードを入力します。うまく伝わると、検索結果に、タイトル・説明文・URLだけでなく、記事のプレビューや評価などの充実した表示が出ることがあります。
設定の手順
Studioの公式ヘルプで案内されている流れを、1つの操作ごとに分けると、次の7つです。コードの中身は、次の節で説明します。
- 貼るコード(JSON-LD)を用意する。GoogleのStructured Data Markup Helperや、Google検索のサンプルコードが参考になる
- Googleの構造化データのテストツールなどで、エラーが出ないか確かめて、直す
- Studioのエディタで、構造化データを入れたいページを選ぶ
- 右側のパネルで「ページ」タブを開き、いちばん下までスクロールして「構造化データ」の項目を開く
- 「構造化データマークアップ」のスイッチをオンにする
- <script type="application/ld+json"> と </script> の「あいだの中身だけ」を、下の入力欄に貼る
- サイトを更新(公開)する

同じ画面の少し上にある「カスタムコード」には「有料プラン」の表示が付いていましたが、「構造化データ」には付いていませんでした。ただし、プランごとの利用条件は公式ヘルプに書かれていないため、最新の案内を確認してください。
貼るコードの中身——記事(Article)の例
Studioの入力欄に薄く表示されているサンプルも、記事(Article)の形です。記事ページ用の最小限の例を、次に示します。タイトルやexample.comのURLなど、中の値はすべて例なので、自分のサイトの内容に書き換えてください。
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Article",
"headline": "記事のタイトル",
"image": "https://example.com/images/cover.jpg",
"datePublished": "2026-10-01T09:00:00+09:00",
"author": {
"@type": "Person",
"name": "執筆者の名前",
"url": "https://example.com/profile"
},
"publisher": {
"@type": "Organization",
"name": "サイトの運営者の名前",
"url": "https://example.com/"
}
}書き換える項目は、次の表のとおりです。
| 項目 | 意味 | 書き換えの例 |
|---|---|---|
| @type | ページの種類 | 記事なら「Article」のまま |
| headline | 記事のタイトル | そのページの実際のタイトル |
| image | 代表になる画像のURL | 公開中の画像のURL(誰でも見られるもの) |
| datePublished | 公開日時 | 「YYYY-MM-DDThh:mm:ss+hh:mm」の形(例:2026-10-01T09:00:00+09:00) |
| author(name・url) | 執筆者の名前とプロフィールのURL | 自分の名前と、プロフィールのページのURL |
| publisher(name・url) | サイトの運営者の名前とトップページのURL | 屋号・会社名と、サイトのトップのURL |
CMSの記事ページでは、項目を差し込める
ブログ記事のように、CMSの内容を表示する動的なページでは、入力欄をクリックすると、タイトル・本文・画像などのプロパティの一覧が出ます。ここから選ぶと、上の「headline」や「image」のような部分に、記事ごとの内容を自動で差し込めます。記事の見出しを表す「articleSection」には、本文のプロパティに「Extract headings」というフィルターをかけて使う、と案内されています。
CMSの基本はStudioのCMS機能の基本——ブログ・お知らせを同じデザインで量産する仕組みにまとめています。
よくあるエラーと直し方(公式ヘルプより)
公式ヘルプには、構造化データの「よくあるエラーと対処法」が載っています。特に起きやすいものを表にまとめました。
| エラーの原因 | 直し方 |
|---|---|
| 不要なスペースが入っている(行頭のずれ・全角スペースを含む) | 取り除く |
| 公開日の書き方が違う | 「YYYY-MM-DDThh:mm:ss+hh:mm」の形で書く |
| authorとpublisherを消している | 消さずに、URLなど必要な部分だけ書き換える |
| タイトルの中に直線の引用符(")が入っている | 別の文字に置き換える |
| 複数の種類を同時に設定している | 全体を[ ]で囲み、それぞれを{ }で包んで、カンマで区切る |
| CMSの本文などに改行が入っている | 取り除く |
設定できないページと、反映までの時間
設定してサイトを更新しても、検索結果に反映されるまでには時間がかかります。急ぐ場合は、Google Search Consoleから再クロール(検索エンジンにページの再確認を依頼すること)を申請するとよい、と案内されています。検索結果に出てこないときの確認点はStudioで公開したサイトがGoogle検索に出てこないときに確認することにまとめています。
よくある質問
| 質問 | 答え |
|---|---|
| 設定すれば、必ず検索結果が変わりますか? | 必ずではありません。表示するかどうかは検索エンジンが決めます(公式ブログ)。 |
| すべてのページに入れる必要がありますか? | 必要なページだけで構いません。設定欄は各ページの「ページ」タブにあるため、ページごとに入力します。 |
| コードを自分で書くのが難しいときは? | 公式ヘルプでは、GoogleのStructured Data Markup Helperでコードを作る方法が案内されています。 |
| 正しく書けているか、どう確かめますか? | Googleのテストツール(リッチリザルトテストなど)で、コードを入れてエラーがないか確かめられます。 |
| 無料プランでも使えますか? | 公式ヘルプに記載がないため、最新の案内で確認してください。 |
まとめ
構造化データは、ページの中身を検索エンジンに正しく伝えるための、補助的な設定です。まずは、ページのタイトルや説明文といった基本を整えたうえで、必要なページに足していく、という順番がよいでしょう。基本の優先順位はノーコードで作ったサイトのSEO、最初にやること・後回しでいいことにまとめています。
貼るコードは、ページに実際に書かれている内容に合わせ、公開前にテストツールでエラーがないことを確かめてから入力しましょう。
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