生成AIが作ったサイトに残る「仮の文章・架空の実績」、公開前に差し替えるべき箇所
生成AIにWebサイトの下書きを作らせると、デザインだけでなく中身の文章まで埋まった状態で返ってきます。見た目が完成して見えるぶん、そこに入っている文章や数字が「仮のもの」だと気づかないまま公開してしまうことがあります。
この記事では、生成AIが下書きに入れがちな仮の中身と、公開前に差し替えておきたい箇所を整理します。
なぜ生成AIは「それらしい中身」を入れるのか
生成AIは、指示に書かれていない情報を空欄のままにせず、それらしい内容で埋めて見栄えのよい完成形を返そうとする傾向があります。会社の実績やお客様の声を渡していなければ、AIはそれを知りようがないため、もっともらしい架空の内容を書くことになります。
これは不具合というより、下書きとして分かりやすく見せるための動きです。ただし、見た目だけでは本物の情報と見分けがつかないため、公開前に人の目で確認する必要があります。
差し替え漏れが起きやすい4つの箇所
- 仮の文章:意味のないダミーテキストや「〇〇株式会社」「山田太郎」のような仮名、「ここに説明文が入ります」といった書きかけの文
- 数字・実績:「導入企業1,000社以上」「満足度98%」「創業20年」など、根拠のない具体的な数字や受賞歴
- お客様の声:実在しない人物名・肩書き・顔写真を添えた推薦コメント
- 連絡先とリンク先:架空の住所・電話番号・メールアドレス、SNSアイコンのリンク先が「#」や他人のアカウントのままになっているもの
特に注意したいのは「数字」と「お客様の声」
仮の文章は読めばすぐに気づけますが、数字や実績、お客様の声は文章として自然なため、見落としやすい箇所です。
事実と異なる実績や、実在しない人の推薦コメントを本物のように掲載すると、訪問者に誤解を与えるだけでなく、商品・サービスの内容によっては景品表示法などの表示ルール上の問題になり得るとされています。判断に迷う場合は、消費者庁の案内を確認したり、専門家に相談したりしてから公開すると安心です。
実績やお客様の声がまだ無い段階なら、無理に埋めずにセクションごと外しておくのも一つの方法です。
最初から仮の中身を入れさせない指示の出し方
下書きを作らせる段階で、次のように一言添えておくと、差し替え漏れを減らせます。
- 実際に使う会社名・サービス名・連絡先を、最初から指示に書いて渡す
- 「分からない数字や実績は創作せず、【要確認】と書いて空けておいて」と伝える
- 「お客様の声のセクションは作らないで」など、まだ載せる材料が無い要素をはっきり外す
公開前の最終確認のしかた
ページを上から順に読み、固有名詞・数字・リンクの3種類だけに印をつけながら確認すると、漏れを見つけやすくなります。リンクは実際にクリックして、意図したページやアカウントが開くかどうかまで確かめておきましょう。画像についても同様に、仮の画像や表示されない画像が残っていないかを確認しておくと安心です(詳しくは生成AIが作ったサイトの画像が表示されない・壊れたリンクになる理由)。
また、プライバシーポリシーなどの法定表記もAIが雛形として書いていることがあります。自分のサイトの実態に合っているかどうかは別途確認が必要です(ノーコードサイトのプライバシーポリシー・特定商取引法表記、最低限確認しておきたい項目)。
まとめ
生成AIが作る下書きは、見た目の完成度が高いぶん、中身の仮の情報に気づきにくいことがあります。仮の文章・数字や実績・お客様の声・連絡先とリンク先の4か所を、公開前に一度は自分の目で確認しておきましょう。
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