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専用ツールいらずアニメーションは「スタイルの差分」
2026-08-25Studioの使い方6分で読めます

Studioのアニメーション入門——「条件付きスタイル」の仕組みと代表的な使い方

Studioで公開されたサイトを見ていると、ボタンにカーソルを乗せると色が変わったり、スクロールすると画像が下からふわっと現れたり、といった動きのある表現を見かけることがあります。

実はこうした動きは、専用の「アニメーションツール」で作るのではなく、色や余白と同じ「スタイル設定」の延長で作られています。この記事では、仕組みの基本と、代表的な使い方、つまずきやすいポイントを整理します。

アニメーションの仕組み——「通常時」と「条件付きスタイル」の差分

Studioのアニメーションは、「通常時のスタイル」と「ある条件を満たしたときのスタイル(条件付きスタイル)」の差分を、なめらかに変化させることで表現します。たとえば「通常時は薄い色・小さいサイズ」「条件を満たすと濃い色・大きいサイズ」のように2つの状態を用意すると、その間の変化がアニメーションとして再生されるという仕組みです。

条件には、カーソルを乗せたとき(ホバー)や、画面に入ってきたとき(出現時)など、いくつかの種類が用意されています。どの条件を選ぶかで、動きの「きっかけ」が変わります。

通常時のスタイル条件を満たすと(ホバー・出現時など)条件付きスタイルイージング・時間・遅延で、変化のしかたを調整する
「通常時」と「条件付きスタイル」の差分が、アニメーションとして再生される。

動きの質を決める3つのパラメータ

条件を満たしてからの動き方は、次の3つを組み合わせて細かく調整できます。

代表的な使い方

もっとも使われるのは、ボタンにカーソルを乗せたときに色が変わる・端から色が広がるといった「ホバー」の演出と、画面をスクロールして要素が現れたときにフェードインしたり下からスライドしてきたりする「出現時」の演出です。

「遅延」をずらして複数の要素を少しずつ表示する使い方もよくあります。たとえば複数の画像それぞれに異なる遅延値を設定して数秒ずつずらして出現させたり、単語の1文字ずつを別々の要素にして遅延を段階的に増やすことで、文字が一文字ずつ順番に現れる「タイピング風」の演出を作ったりできます。

つまずきやすいポイント

アニメーションを設定したのに動かない・反応しない場合、原因はだいたい次のどれかです。

動きを詰め込みすぎない

動きのある表現は目を引きやすい一方で、あちこちに詰め込みすぎると読み手の気が散り、かえって内容が伝わりにくくなることがあります。

ここぞという箇所(ファーストビューの見出し、注目してほしいボタンなど)に絞って使うと、少ない数でも効果的な印象を残せます。

まとめ

Studioのアニメーションは、特別な仕掛けではなく「通常時」と「条件付きスタイル」の差分という、スタイル設定の延長線上にある仕組みです。イージング・時間・遅延の3つを覚えておくと、思い通りの動きに近づけやすくなります。

レスポンシブ設定の基本はStudioのブレークポイント入門で扱っているので、あわせてご覧ください。生成AIが書いたCSSアニメーションをStudioへ持ち込みたい場合は、生成AIが書いたCSSアニメーションが、Studioにそのまま持ち込めない理由も参考になります。

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